| □□ ジャイアンツ・コーズウェーに出会う □□
本の中にそのページをみつけた瞬間「ここだ!と思った」と彼女は語っている。
その場所は、イギリスの北アイルランド地方にあり、 溶岩が海水に急速に冷却されることで作られた六角柱の石柱が並び立つ、 世界遺産にも登録されている場所だった。
それらの石柱は、まるで海底から次々と海面に顔を突き出してはそびえ立ち、 それらが密集することで、 やがて原初の陸地が生まれたのではないかと思わすような、想像を絶する姿をしていた。
彼女はそこを「自分の中に在る風景を再現したような場所」と表現している。
実際ある場所を指して、 「再現した」とは、おかしな言い回しに聞こえるかもしれないが、 彼女が作品を造るたびに思い描いていた“彼女の中に在る風景”は、実際こんな顔をしていたのだろう。
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